作る前に始めておきたいコンテンツ設計ですが、あまり注視されていない『未開の地』。パソコン向け Web サイトからの『資産』を散らかしたままサイトを作り続けても、ますます利用から遠い存在になる可能性があります。実は結構やることが多くて大変なコンテンツ設計のノウハウの紹介と、明日からできる改善策を紹介します。

1. WCAN 2013 Winter
長谷川恭久
2013年12月21日

2. YASUHISA HASEGAWA

3. Luke Wroblewski

4. 年間販売台数（100万）
600
パソコン
スマートフォン
タブレット
400
200
0
2007
Garner, IDC, Enders Analysis (2012)
2008
2009
2010
2011
2012

5. 2007
総務省 2013
2008
2009
2010
2011
2012

6. IDC (2013)

7. 1,810,000,000
55%はスマートフォン
Gartner (2013)

8. Android Fragmentation Visualized (July 2013)

9. Android Fragmentation Visualized (July 2013)

13. パソコンからの利用
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24
Is Mobile Affecting When We Read? (2011)

14. iPhoneからの利用
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24
Is Mobile Affecting When We Read? (2011)

15. iPadからの利用
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24
Is Mobile Affecting When We Read? (2011)

16. パソコンは仕事用、モバイルやパーソナル用
より多様化する『繋がる』デバイス
アクセスする手段は利用者の自由
利用シーンを決めつけることができない

18. スマートフォン向けサイトに
不満・ストレスあり
D2C, モバイル利用動向調査 (2012)

19. 必要な情報が揃っている？
D2C, モバイル利用動向調査 (2012)

20. スマホサイトは『サブ』
作り方はパソコン時代とおなじ
PC版からの安易な使い回し
重複コンテンツ、表記ぶれ

21. 印象が良い
見やすい
画面遷移がしやすい
D2C, モバイル利用動向調査 (2012)

22. 見た目は良いけど
中身がない
パソコン中心の
サイト設計

24. VS
Customer Service Hell, Time (2011)

25. ロゴ
ナビゲーション
プロモーション
イベント情報
住所・電話番号・営業時間

26. 今日のランチは？
なにかオススメは？
今、開いてるの？
駐車場あるの？

27. 自己主張が強いコンテンツ
利用者中心 < アピール中心

28. 自己主張が強いコンテンツ
利用者中心 < アピール中心
パソコン向けコンテンツの真意

29. 自己主張が強いコンテンツ
利用者中心 < アピール中心
パソコン向けコンテンツの真意
つぎはぎ・付け足し・覆い隠し

30. 信頼度指数
51
ほぼ世界平均
41
2011
ワースト２
34
2013
ワースト２
2012
Edelman Trust Barometer 2013

31. スウェーデン
54
英国
53
イタリア
51
オーストラリア
50
ポーランド
48
韓国
47
アイルランド
46
アルゼンチン
45
スペイン
42
トルコ
42
日本
41
ロシア
36
Edelman Trust Barometer 2013

32. davidd

33. 制作者は「制作」しかコミットしていない
出せば良い、目立てば良いと思っている
CMSがあれば良いと思い込んでいる
コンテンツを整備・管理する人がいない

34. テキスト
ソーシャルメディア
画像
プレスリリース
動画
製品情報
イベント情報
ニュースレター

35. コンテンツの状態は？
品質チェックはどうか？
誰が管理している？
どのような工程で掲載されている？

36. コンテンツのチェック

37. コンテンツのチェック
数量
質

38. タイトル
URL
制作日 / 更新日
担当者
備考

43. 重複コンテンツが見つかりやすくなる
古いコンテンツが見つかる
誰も知らない謎コンテンツが見つかる
足りないもの、必要なものが見えてくる
サイト全体の状態を追いやすくなる

46. ページビュー
滞在時間
直帰率
離脱率
コンバージョン率

47. 利用者の動向がみえてくる
成果があるもの、ないものが分かる
分析のポイントのがみえてくる

48. コンテンツのチェック
数量
質

49. 数字をコトバにする
利用者の欲求や行動を補助しているか
ブランドに合うものかどうか
次に何をすればよいか

50. 成果のないコンテンツの削除・改変
コンテンツ開発のプライオリティ付け
解析と調査を基にした情報設計

51. パソコン向けが多い貧弱コンテンツ
重複しているもの、読みにくいもの
目的に辿り着くまでの道のりが長く険しい

52. 本当に必要とされるコンテンツがある
必要なものだけ絞って掲載されている
利用者の導線を意識したコンテンツ

54. 見た目だけでは顧客の心はつかめない
利用者について知る、知ってもらう
制作の前に『コンテンツ』
まずは表にして書き出してみよう

55. インフォメーション・アーキテクチャ(IA)
アクセス解析の基礎
市場調査、ユーザー調査
コンテンツ関連の記事

56. 長谷川恭久
mail@yasuhisa.com
@yhassy
yasuhisa.com/could