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Virtual Nodeについて

         2012年11月16日
自己紹介

     関 あつお
     株式会社INTHEFOREST エンジニア

     職歴
     OSS関係の会社に入社後その会社が潰れ
     その後
     某レストラン検索サイトで4,5年派遣として
働く
Virtual Node ?

Virtual Node はCassandra1.2に追加予定

でもVirtual Nodeって何?
ノードの仮想化でもするの?

                 ↓
一つのノードで複数のトークンを持てるようにする
トークンについておさらい

Cassandraのノードのトークン
                            リング一周 0 ~ 2^127
          値によってリングのどこ
          に位置するデータか決ま            ノード1
               る

                          ノード6          ノード2

RowKey          パーテショ
                  ナー

                          ノード5          ノード3


                                 ノード4
         RowKeyの値を変換
                        ノードが持つトークンの値から次
                        のノードのトークンの値までがそ
                         のノードが扱うレンジになる
データ量の偏りの修正

 ノードごとに偏り直すのめんどくさいよね
         ノード1                         ノード1

                ノード2
                               ノード6          ノード2


 ノード6             ノード3


                               ノード5          ノード3
                ノード4
        ノード5                          ノード4


                               Moveしたらノード2、3が肥大化
2^127を6で割って均等にmovemovemove..
                               データ偏ってるからまたmove….
Cassandra 1.2(beta) の Virtual Node

一つのノードで複数のトークンをランダムに持つ事で
複数のレンジを扱い分散化
      cassandra.yaml の num_tokens の値を設定する事でできる
      以下は6に設定した場合

                     ノード1
                                   ノード1



              ノード1                  ノード1



                ノード1

                            ノード1
Virtual Node

複数のノードでVirtual Node
  ノード3つでそれぞれ token_num : 6                                     と設定
                                               ノード1
                                                             ノード3
                                 ノード2


                         ノード3                                          ノード2

 ノード1
                 ノード3
                                                                               ノード3




 ノード2          ノード1
                                                                                  ノード1




 ノード3          ノード1
                                                                                  ノード2



                                                                                ノード1


                  ノード3              一つのノードのトークンの数を増やせば増やすほど
                                    比較的、平均に負荷分散が行える
                          ノード2                                          ノード3


                                                                ノード2
                                        ノード1
                                                      ノード2
利点

 いずれかのノードに障害が発生した場合は
 負荷がリング内のノード全てに分散されます
                                ノード1
                                              ノード3
                  ノード2                                                                           ノード3
                                                                                   ノード2
          ノード3                                          ノード2

                                                                            ノード3
                                                                                                          ノード2
  ノード3
                                                                ノード3
                                                                          ノード3

ノード1
                                                                                                             ノード3
                                                                   ノード1




                                                                   ノード2
ノード1                                                                                                         ノード2
                                                                 ノード1


   ノード3                                                                    ノード3

                                                                                                          ノード3
           ノード2                                          ノード3

                                                                                   ノード2            ノード2
                                                 ノード2
                         ノード1
                                       ノード2                                               ノード2
利点

ノードを追加した際に隣のノードだけではなく
ほぼ全てのノードからデータを取得します
                                                                          ノード1
                       ノード3                                 ノード2
                                                                                        ノード3
         ノード2
                                                    ノード3                                          ノード2

  ノード3
                                ノード2
                                            ノード3
                                                                                                          ノード3
ノード3

                                   ノード3   ノード1
                                                                                                             ノード1




                                                                                                             ノード2
                                   ノード2   ノード1


                                                                                                           ノード1


 ノード3                                        ノード3



                                ノード3
                                                     ノード2                                          ノード3

         ノード2            ノード2
                                                                                           ノード2
                                                                   ノード1
                ノード2                                                             ノード2
利点?

ノードに割り当てるトークンの数によって
負荷を変更できる   ノード2、3が6つのトークンに対し
                                                 ノード1を2つにしてノード1の負荷を下げて
                               ノード3
                 ノード2


          ノード3
                                        ノード2

    ノード3

                                               ノード3



 ノード1
                                                 ノード1




                                                 ノード2



   ノード3




                                         ノード3
                                                        レンジの範囲ではなく
             ノード2
                                 ノード2                   トークンの数によって負荷決定が行える
                        ノード2
実際にやってみる
cassandra.yaml の num_tokensを設定するだけ
(デフォルトだとコメントアウトされている)
実際にやってみる
ringの状態
なぜ ランダム なのか・・・


・自動的にmoveしてくれれば・・
・ランダムではなく割合で固定はダメなのか?


        ↓
なんでもノードごとのメタ情報増えたり
ネットワークが重たくなるからランダムが良いそうで
現状1.2(bata)における不憫な点など

・Replicationがおかしい・・・?
・トークンのmoveが出来ない・・・
      →そういう仕様?
(トークンのシャッフルツールは加わるが・・・)

     まあBetaだから仕方がない
     今後に期待しましょう
ちなみにシャッフルツール?

既存のトークンをどのノードに渡すかランダムに設定
ご清聴ありがとうございま
した

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