StartupWeekend北九州でオーガナイザーを務めるにあたって気を付けるべき事柄をまとめています。

1. STARTUPWEEKEND
オーガナイザー心得
FOR KITAKYUSHU
S W 北 九 州 オ ー ガ ナ イ ザ ー
糸 川 郁 己

2. 【心得①】オーガナイザーはSTARTUP
WEEKENDのフランチャイジーではない
• 「オーガナイザーはStartupWeekendイベントを開催するスタッフ」ではない
• 「オーガナイザーは、その土地に“起業家コミュニティ”を作る主体者（あるいは、作
りたいと願っている人たち）」である
– その地域のこと、そして必要なことを知っているのはオーガナイザー
– StartupWeekendから見たオーガナイザーは「顧客」
– ファシリテーターはStartupWeekendから現地に送り込まれた「大使」
– StartupWeekendとしてのレギュレーション（規則）も大事だが、「オーガナイザーの想い」
の方が重要

3. 【心得②】STARTUPWEEKENDは
３日間の限定イベントではない
• 「StartupWeekendは週末３日間に行われるハッカソン」ではない
• 「StartupWeekendはビジネスアイデアコンテスト」ではない
• 「StartupWeekendは起業家コミュニティ醸成を通じたムーブメント」である
– 目指しているのは「先輩達の手助けを必要とせず行動できる起業家予備群の創出」
– ３日間でスタートアップを創り出すのを目指しているわけではないので、この中で出てく
るアイデアはチープでも良い
– ３日間後のコミュニティの中でチームが継続的に活動するのが大事
→北九州においては、SW以外にも様々なコミュニティ活動が行われているため、
そういった活動と連携することで次につなげることが出来るのでは（私見）

4. 【心得③】STARTUPWEEKENDのもと、
みなコミュニティメンバー
• StartupWeekendというムーブメントの中で、イベントの参加者だけではなく、
「オーガナイザー」「ファシリテーター」「コーチ」「ジャッジ」「スポンサー」が
みなメンバーという位置づけ。コーチだから偉い、ジャッジだから偉い、ということ
ではない。ましてや、参加費を払っていても参加者は「お客様」ではない
– 「コーチ」「ジャッジ」も練習の場としての活用
– 「オーガナイザー」も経験を通じた成長の機会を得る
– 「スポンサー」も普段出会えない「起業家予備群」の考え方と触れられる機会
– 「参加者」はSWオーガナイザーと共に地域内で起業家コミュニティを構築するパートナー
• スポンサー勧誘のスタンスは「コミュニティメンバー集め」。
– 「社員に経験を積ませるチャンスです」「普段は出会えない考え方に触れられます」

5. 【心得④】オーガナイザーは
「カリスマ」ではない
• コミュニティには「玉ねぎ型」と「チェーンメール型」がある
– 玉ねぎ型では、一人のカリスマを中心に参加者が集まるが、規模の拡大は限界がある
– チェーンメール型は、複数のメンバーが連なり、そのメンバーからまたメンバーが広がっていく
• カリスマがいると、その人の顔色をうかがいながら物事が進み「玉ねぎ型」に陥る
• 古参オーガナイザーはノウハウを伝えながら新しいメンバーのサポート役に
– 新しいメンバーに押し付ける、ということではなく、自分が動ける範囲は積極的に動く
• 新しいメンバーは古参相手でも遠慮せずにやりたいことを主張し自分なりのSW像を描く
• とはいえ、リードオーガナイザーはオーガナイザー経験者が望ましい（私見）
– 全体像を把握できてないとリードするための判断材料に欠ける
（周囲からの助言も可能だが負担が大きくなる）
• SWイベント内でのオーガナイザー候補の発掘も重要な役割

6. NoTalk, All Action!